BALDR SKY dive2 武装育成も一段落ついた・・というか単純作業で投げたので
ひととおりの感想などなど。
戯画のバルドチームの新作。今回はdive1とdive2の前後編に分かれてました。
Dive1で物語の導入、彼らの戦いについて触れ、色々と謎を残して
後編のDive2でそれらを紐解いていく。そんな作りでしたね。
Dive1の感想は以前に書いてるこちらをどうぞ。→BALDR SKY dive1 "LostMemory" 感想。
恋人の空を殺した元凶の組織を追って、真相を突き止める戦いだったはずなんですが・・・
まぁここの作品のいつものように、お話はとんでもない方向へ展開していった感じ。
上手いこと組みあがっているとは思いますが、今回は前以上に風呂敷が大きく広がっている印象ですね。
最初の目的から斜め上に飛んでっちゃってるので、ついていけない人が出るかも?
1でばら撒いた伏線をちゃんと回収して回って
話をまとめられたところはGood。
・先生の変貌
・甲に埋め込んだ暗号の行方
・特異点の発生とその理由
・灰色のクリスマス前後に起こったこと
・模倣体の存在と稼動している理由
などなど。
各ルートでそれぞれの組織の立場でのお話が見れるあたりの作りは良いです。
姉ルートでアークの立場とこのお話のキーになる模倣体について述べられ
真ルートで真の立場、ドミニオン側の様子に触れつつ並行世界のご紹介
空ルートで実は・・・の黒幕たち登場。そして全ての謎が解けていく。
それぞれのルートを追っていくと、各々の立場で見えているもので
各自が判断し、懸命に動いているのだな、ということが分かる。
それで出た結論の良し悪しは置いといて、というお話になりますけどね。
こういう敵と味方、それぞれの内幕を見せてくれる作りは個人的には好きです。
■HDD使用量
Dive1、Dive2両方がないと、このゲームの面白さを全て楽しむことはできません。
(小説の後編だけ読んでも面白くないですよね?)
で、両方インストールするとHDD容量を12GBも使うことに。昨今のゲームの中でも破格の大容量。
空きの厳しい方はなんとか空きを確保するよう頑張ってくださいw
■ACTゲーム部分
FC枠が2個に増え、FCゲージも2段階に。
で、FC後のキャンセル移動やFCを更にFCでキャンセルしてつなぐ等
なんだか格闘ゲームのシステムに近くなっていくような・・・
武装使用リセット&ヒートゲージ制限なしにするFC技、イニシャライザもあるので
コンボ→イニ→コンボ→FCで〆なんてこともできる。
私は安定してイニ込みコンボ当てられないので、FC2連発でセコセコとダメージ稼ぎに走りましたが
ホットドガーな方には腕の見せ所でしょうね~。
追加武器はバルフォからのものと、新たに新規で考えられたものと半々くらいか。
新規のものはなんだかトリッキーな武装が多いですね。
真上へ飛び上がっての居合い切りとか、斜め上に飛び上がって真下へミサイルとか。
あとは当身攻撃も追加されているのですが、これは対複数では使い道が難しい・・・
まぁ、全ての武装を完全に使いこなさなくても十分にクリアできるから
新しい武装を組み込むかどうかはユーザーの自由か。
武器を使い込むことで新たな武器が増えていき
それらを育てて自分の好きなように武装のカスタマイズをする。
この楽しさは健在ですね。
武装を色々付け替え、つながらねぇ~と悲鳴を上げつつ試行錯誤する。そしてコンボを組み上げていく。
で実戦投入して出来を調べ、更なる改良を施す。
へたれゲーマーの私でもそれなりにできる難易度なのがまた良いです。
難易度調整もあるから、それぞれの腕にあわせられるのも良い。
ACTバトルでの難点を言うならば・・
やはり敵複数でのコンボハメですね。
浮いたまま落としてくれなくてそのままHP0、それでもなかなか落としてくれないとか
時々COMの操作する機体は鬼畜になるのですよ。
起動の1発が入ったら宙に浮かされそのままあの世行きというのは、自分達がやるには爽快ですが
やられると腹が立ちますなぁ。<ものすごく自分勝手ですが真理でしょうw
しかし、ホットドガーな人たちのコンボを見ていると本当に感心するのですよ。
よくそんな繋げ方を思いつくなぁ、と思ったり
単純に操作の難易度の高さにすごいなぁと思ったりと色々ですが。
それにしても・・・
最終ボスの吸収即死攻撃って伝統なんでしょうかねぇ。
バルフォの●「お兄ちゃん、きて!」と
19の融合とがなんか頭の中でものすごーくかぶりました。
もらっちゃいけない攻撃ってのを解りやすくするとこうなるのかな~
今回はもう一つもらっちゃいけないもの=攻性防壁のトラップ がとある戦いで追加されてました。
話中で「はまったら即死」扱いでよくお話に出ていたアレ。
これに何度殺されたことやら・・・最初は知らずに踏んだり、
敵を追いかけて踏んづけたり、敵の攻撃で飛ばされて踏んだり・・・
彼らがいつもこなしている敵エリアの征圧、これがどれだけ重要なことなのか
思い知らされた一戦でした。
■OP曲などについて。
主題歌、挿入歌、ED曲どれも良いです。
特に1,2それぞれの主題歌はお気に入り。
山場のバトルで主題歌、挿入歌を流してテンション上げるのは
このシリーズの伝統かな?
前作のFace of Fact、今回のRestoration、jihadどれも
ここ一番でかかると燃えるわ~。
■絵について。
Dive1からDive2までの間に菊池先生の絵がなにやら変わってますね。
えらくロリ化してるんですが・・・
Dive1の絵柄で馴染んでしまっていたのでこれにはかなり違和感を感じました。
特にパッケージの空がなんか違う。
まぁこのゲームのメインはACTバトル部分だから、細かいことは気にしないのが吉かな。
■システム
拡張機能は全部、ACTシーンで集めるフォースで買う仕組み。
Dive2でリセットされて1から集めなおしなので面倒ですが、色々と親切な機能が増えているので
とても便利になってます。
特にDive2シナリオ1周したあたりで手に入るシナリオジャンプ、これがGood。
おかげで熱下げや特定の分岐を埋めるのが楽でしたね。
今までだったら、分岐埋めのためにスキップしつつ一周シナリオを回すところが
ジャンプで目的の場所へ飛んで、分岐条件を達成するだけでよいとは。
今まで1作品を20周とかやってたのが不要になる、これはとても良いことだなぁと思うのです。
経験値、熱量のためとはいえ、さすがに同じシナリオを何周もやるのは飽きるんだよ~
■総論
色々と書きましたが、結局のところはとても楽しめるゲームだなと思います。
自分はバルドフォースからのファンですが、相変わらずここのチームは良いものを作る。
シナリオはフォースの方が好みですが、バトルのシステムについてはこちらの方が洗練されていると思う。
2D ACTゲームが嫌いじゃない方にはおすすめしたい1本なのですよ~。
シナリオも結構好きですが、やはりここの作品はACTが売りでしょう。
■■製品情報■■
メーカー:戯画(TEAM BALDRHEAD)
原画:菊池政治
シナリオ:卑影ムラサキ with 企画屋
主題歌:I've Sound
以下にはちょろっとネタばれなものを。
ひととおりの感想などなど。
![]() | BALDRSKY Dive2 "RECORDARE" 初回版 (2009/11/27) Windows 商品詳細を見る |
戯画のバルドチームの新作。今回はdive1とdive2の前後編に分かれてました。
Dive1で物語の導入、彼らの戦いについて触れ、色々と謎を残して
後編のDive2でそれらを紐解いていく。そんな作りでしたね。
Dive1の感想は以前に書いてるこちらをどうぞ。→BALDR SKY dive1 "LostMemory" 感想。
恋人の空を殺した元凶の組織を追って、真相を突き止める戦いだったはずなんですが・・・
まぁここの作品のいつものように、お話はとんでもない方向へ展開していった感じ。
上手いこと組みあがっているとは思いますが、今回は前以上に風呂敷が大きく広がっている印象ですね。
最初の目的から斜め上に飛んでっちゃってるので、ついていけない人が出るかも?
1でばら撒いた伏線をちゃんと回収して回って
話をまとめられたところはGood。
・先生の変貌
・甲に埋め込んだ暗号の行方
・特異点の発生とその理由
・灰色のクリスマス前後に起こったこと
・模倣体の存在と稼動している理由
などなど。
各ルートでそれぞれの組織の立場でのお話が見れるあたりの作りは良いです。
姉ルートでアークの立場とこのお話のキーになる模倣体について述べられ
真ルートで真の立場、ドミニオン側の様子に触れつつ並行世界のご紹介
空ルートで実は・・・の黒幕たち登場。そして全ての謎が解けていく。
それぞれのルートを追っていくと、各々の立場で見えているもので
各自が判断し、懸命に動いているのだな、ということが分かる。
それで出た結論の良し悪しは置いといて、というお話になりますけどね。
こういう敵と味方、それぞれの内幕を見せてくれる作りは個人的には好きです。
■HDD使用量
Dive1、Dive2両方がないと、このゲームの面白さを全て楽しむことはできません。
(小説の後編だけ読んでも面白くないですよね?)
で、両方インストールするとHDD容量を12GBも使うことに。昨今のゲームの中でも破格の大容量。
空きの厳しい方はなんとか空きを確保するよう頑張ってくださいw
■ACTゲーム部分
FC枠が2個に増え、FCゲージも2段階に。
で、FC後のキャンセル移動やFCを更にFCでキャンセルしてつなぐ等
なんだか格闘ゲームのシステムに近くなっていくような・・・
武装使用リセット&ヒートゲージ制限なしにするFC技、イニシャライザもあるので
コンボ→イニ→コンボ→FCで〆なんてこともできる。
私は安定してイニ込みコンボ当てられないので、FC2連発でセコセコとダメージ稼ぎに走りましたが
ホットドガーな方には腕の見せ所でしょうね~。
追加武器はバルフォからのものと、新たに新規で考えられたものと半々くらいか。
新規のものはなんだかトリッキーな武装が多いですね。
真上へ飛び上がっての居合い切りとか、斜め上に飛び上がって真下へミサイルとか。
あとは当身攻撃も追加されているのですが、これは対複数では使い道が難しい・・・
まぁ、全ての武装を完全に使いこなさなくても十分にクリアできるから
新しい武装を組み込むかどうかはユーザーの自由か。
武器を使い込むことで新たな武器が増えていき
それらを育てて自分の好きなように武装のカスタマイズをする。
この楽しさは健在ですね。
武装を色々付け替え、つながらねぇ~と悲鳴を上げつつ試行錯誤する。そしてコンボを組み上げていく。
で実戦投入して出来を調べ、更なる改良を施す。
へたれゲーマーの私でもそれなりにできる難易度なのがまた良いです。
難易度調整もあるから、それぞれの腕にあわせられるのも良い。
ACTバトルでの難点を言うならば・・
やはり敵複数でのコンボハメですね。
浮いたまま落としてくれなくてそのままHP0、それでもなかなか落としてくれないとか
時々COMの操作する機体は鬼畜になるのですよ。
起動の1発が入ったら宙に浮かされそのままあの世行きというのは、自分達がやるには爽快ですが
やられると腹が立ちますなぁ。<ものすごく自分勝手ですが真理でしょうw
しかし、ホットドガーな人たちのコンボを見ていると本当に感心するのですよ。
よくそんな繋げ方を思いつくなぁ、と思ったり
単純に操作の難易度の高さにすごいなぁと思ったりと色々ですが。
それにしても・・・
最終ボスの吸収即死攻撃って伝統なんでしょうかねぇ。
バルフォの●「お兄ちゃん、きて!」と
19の融合とがなんか頭の中でものすごーくかぶりました。
もらっちゃいけない攻撃ってのを解りやすくするとこうなるのかな~
今回はもう一つもらっちゃいけないもの=攻性防壁のトラップ がとある戦いで追加されてました。
話中で「はまったら即死」扱いでよくお話に出ていたアレ。
これに何度殺されたことやら・・・最初は知らずに踏んだり、
敵を追いかけて踏んづけたり、敵の攻撃で飛ばされて踏んだり・・・
彼らがいつもこなしている敵エリアの征圧、これがどれだけ重要なことなのか
思い知らされた一戦でした。
■OP曲などについて。
主題歌、挿入歌、ED曲どれも良いです。
特に1,2それぞれの主題歌はお気に入り。
山場のバトルで主題歌、挿入歌を流してテンション上げるのは
このシリーズの伝統かな?
前作のFace of Fact、今回のRestoration、jihadどれも
ここ一番でかかると燃えるわ~。
■絵について。
Dive1からDive2までの間に菊池先生の絵がなにやら変わってますね。
えらくロリ化してるんですが・・・
Dive1の絵柄で馴染んでしまっていたのでこれにはかなり違和感を感じました。
特にパッケージの空がなんか違う。
まぁこのゲームのメインはACTバトル部分だから、細かいことは気にしないのが吉かな。
■システム
拡張機能は全部、ACTシーンで集めるフォースで買う仕組み。
Dive2でリセットされて1から集めなおしなので面倒ですが、色々と親切な機能が増えているので
とても便利になってます。
特にDive2シナリオ1周したあたりで手に入るシナリオジャンプ、これがGood。
おかげで熱下げや特定の分岐を埋めるのが楽でしたね。
今までだったら、分岐埋めのためにスキップしつつ一周シナリオを回すところが
ジャンプで目的の場所へ飛んで、分岐条件を達成するだけでよいとは。
今まで1作品を20周とかやってたのが不要になる、これはとても良いことだなぁと思うのです。
経験値、熱量のためとはいえ、さすがに同じシナリオを何周もやるのは飽きるんだよ~
■総論
色々と書きましたが、結局のところはとても楽しめるゲームだなと思います。
自分はバルドフォースからのファンですが、相変わらずここのチームは良いものを作る。
シナリオはフォースの方が好みですが、バトルのシステムについてはこちらの方が洗練されていると思う。
2D ACTゲームが嫌いじゃない方にはおすすめしたい1本なのですよ~。
シナリオも結構好きですが、やはりここの作品はACTが売りでしょう。
■■製品情報■■
メーカー:戯画(TEAM BALDRHEAD)
原画:菊池政治
シナリオ:卑影ムラサキ with 企画屋
主題歌:I've Sound
以下にはちょろっとネタばれなものを。
・並行世界のお話について。
甲が生きている=空がクリスマスで死亡
逆もその通りなので・・・両方とも生きているGood Endな話を描こうとしたら
並行世界にならざるを得なかったか。
てっきり、なのはルートでの「分解されて人とは違う生物になったけれど
実は生きている。」⇒空の思念でクゥ稼動中。
⇒正常化したアセンブラで再構成なんてネタなのかな~などと思ってたが
全然ハズレましたね。
あれだけドンパチやってきたのが実は全て
ヒロインの手ごまとして行動してきた事なのか・・・とちょっと釈然としない部分もあるが
空でないと解決できなかった部分、甲でないと解決できなかった部分(アセンブラの浄化キー)
がきちんとあり、結果的に二人の行動が世界を救うことになっている。
真が何気に正常な世界への分岐で大きな役割を背負っているところには
キャラの使い方が上手いなぁと感心。
AIの端末、模倣体と人間のちょうど間にいる存在ってとこなんですね。
同じように他世界からの情報を受信しやすい子ということで。
並行世界からの19の影響を断ち切って、なおかつ19の分身を封じ込めた世界。
これが彼らの望む「本当の世界」。
壮大な他世界干渉合戦の結末が、干渉から解き放たれた世界というのはこれいかに。
・各ルートの感想。
こいつは以前に書いたエントリーを参照。
BALDR SKY dive2 その1。 (亜季編感想)
BALDR SKY dive2 その2。 (真編感想)
BALDR SKY dive2 その3。 (空編前半)
BALDR SKY dive2 その4。 (空編後半)
BALDRSKY Dive2 その後。 (ノーマルルートクリア後の感想をちょこっと)
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